内定式の話と、社長に言われた言葉の話。

 

 

社会人になります。

紆余曲折を経た人生でしたため、入社は来春、平成30年4月ということなのですが

社会人になるにあたっての前準備としまして、先日

内定式というイベントが有り、そちらで宣誓させていただきました文章を

書き留めておこうと思ってのエントリです。以下、ご笑覧ください!

 

 

 



ここに立てていることを嬉しく思います。

わたしたちはミレニアル世代と呼ばれています。
Facebookの、マーク・ザッカーバーグさんは、ミレニアル世代の目標を
「誰もが目的を持って生きれる社会」と言葉にしました。

「自分だけが、満足」では、幸せではないという点で、この言葉に共感します。

高校生のとき、東日本大震災が起きました。
東日本大震災後を、どのように生きるか?」
このことに、大きなチャレンジを感じます。

理不尽に喪失した、営み、生活。
そして、また立ち上がる営み、生活。
そして、その営みと生活のなかから、立ち上がる、
サービスや商品。
わたしは、ひとりひとりのつくり手の想いを大切にしながら、
生まれるサービスや商品を育て、届けるお手伝いができる人になりたい、
その動機で、いま、ここに立っています。

 
 
宮沢賢治さんの有名な詩『雨ニモマケズ、風ニモマケズ』のなかの一節、
『日照りのときは涙を流し、寒さの夏はおろおろ歩き』
この一節に、とても心惹かれます。

「ともに涙を、流してくれる人がいる」
「ともにおろおろ、歩いてくれる人がいる」

人生で、かならずある、
きっと、三陸では、6年半前の今日が、そうでしたが、
「笑顔だけでいられる」そうではない時間、
そのときに、「目指す場所はこっちだ!」というような
リーダーシップも、もちろん有用でしょうが、
悲しみと、また、正解のない事柄と、ともに
少し先の未来には、希望があると信じて、
「一緒におろおろ歩ける」ことができる人、
悲しみも安心して共有できる人、そして、
希望を胸にいだくからこその、おろおろを、

共にできる人でありたいと、そう感じます。
「おろおろと歩く」、これは、どういうことか、
正解のない状態において、歩みを止めてしまうのではなく、
とりあえずでも、やってみることができる、
わたしたちが生きていく時代に求められるリーダーシップ、わたしは
「希望捨てずに、ともに、おろおろ歩くことができる」
それなのではないかと感じています。

つまり、これは、日常の在りかた、の話なのです、
関わるサービスや商品ではもちろん、
日常での、仕事での、関わりでの、在りかたを通じて
幸せを創出できる人間でありたいと自戒し続けることも、宣誓したいと思います。

ここに立つことを支えて下るみなさまに感謝して。
どうぞよろしくお願いいたします。
 

 

 

やっぱり、話したかったことは、三陸のことでした。

とても、自分の言葉で話せたと思います。

 

「在りかたで、幸せを創出できる人間に」あたり、そうです、

あなたの顔を浮かべて書きました。

 

 

出会った皆さんの顔が浮かびながらの、原稿に向かう時間でした。

「ここに立つことを支えてくれるみなさんに感謝して」も、そうです、

あなたのことです。

いつもほんとうにありがとうございます!

 

これからもどうぞよろしくお願いします。

 

 

社長の一言

 

このような宣誓を、同期9人それぞれがした後に、弊社社長と役員のみなさまとの

懇親会があったのですが、見事!社長の隣の席を引き当て、

お話させてもらいました。その中で「内定式はどう感じたか」の話になったのですが

もう、忘れられないこの一言…。

 

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「ありきたり、だったよねえ…

みんなに当たり障りのない言葉を選んだんじゃないの??

もう一集団がいたとして、ブサイクでも、自分たちの言葉で話してたら、そっちに内定出しただろうなあと思った」

 

 

グウの根も出ませんでした…

 

ぼくが入社する会社は、一応、東証一部で業界トップランカーなのですが、

とても一人ひとりの自主性を重んじる社風でして

 

(事業の立ち上がり方などは、ほぼ日のこの図https://www.1101.com/hubspot/2011-07-22.html 動機の水路から事業が立ち上がる、に、似ていると思う)

 

この日の内定式も

「コンテンツを自分たちで決める」ということだったのです。

 

わたしたちは、どきどきしながら「はじめまして」の挨拶をした後に

「みなさんで内定式をどんな時間にしたいか考えてください!」

と告げられる、という、まあなかなかトンデモ経験をしていました

(けれどその状況を楽しめるメンバーばかりです)。

 

そして、個々人としては「自分たちがどんな姿になりたいかを話そう」と、

全体としてはニューウェーブというキャッチコピーでいこう」となっていたのですね。

 

「自分たちがどんな姿になりたいかを話そう」ということは、ぼく自身、

とても納得感ある、「それを話せばみんなひとりひとりが輝くだろうなあ」と感じる設定だったのですが、

ニューウェーブというキャッチコピーでいこう」ということは、

もう完全に、「みんなにとってベターなところ」をとりにいったのですね、

一致観、ほんと、伝わりますねえ… わかるもんなあ…

「こいつ自分の言葉で話してないな」って言葉、わかるもんなあ…

 

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▲ ぼくがつかったスライド、「ニューウェーブ」が大テーマで、「届ける人になる」が個人テーマ

 

 

長くなったので、次回へ続きます。